厳修目録

2017年01月21日

伝統行事『筒粥占い』の結果が出ました。

私の暮らしている北杜市長坂町長坂上条の氏神様である
穂見諏訪十五所神社では、小正月の行事として『筒粥(つつがゆ)』が行われます。
今年も筒粥で占われた結果が『筒粥厳修目録』として、氏子の各戸に回覧されました。

武田信玄の父親である信虎の命によって、始まったこの行事‥
約500年も続いている伝統の神事です。。。

1〜9までの数字で数が多い方が良いとされていますが‥
気になる商業の項目は前期が『6』、後期が『8』となっています。
例年、商業は厳しい結果が多いイメージですが、今年はまずまずいい感じデス!!
とはいえ、満点ではないので、楽観せずに努力と奮起は必要でしょうね。

農業は作物別、品種別に占われていますが、概ねいい結果が出ている感じです。


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筒粥4北杜市の無形民俗文化財にも指定されている
『筒粥(つつがゆ)行事』は1月14日の午後から始まります。
芦のすだれの束をお粥の中に入れて・・
芦の中に入った米粒の数でその年の吉凶を占うんです。
夜通しで行なわれ、明朝、芦を切り開いて、
芦の中に入った米粒の数を数えます。
全部で69項目の占い結果が出るんですね。



武田信虎より、富士の浅間神社、地獄の金桜神社、穂見神社の三ヵ所に
筒粥を以てその年の五穀豊凶否の神占いを命ぜられたのが始まりです。
5寸ほど切った芦をすだれ状に編み、束にしてそれぞれの芦に
穀物、野菜、養蚕をはじめ天災、水、風、雨、霜、雪、景気等を占う種名を決めて、
5合の米、3升の御神水で作った粥の中へこの芦の束を入れ
2升の水を追加しながら煮詰めていきます。
神官立会いのもとで芦を開き粥状になっている米の数で占うものです。
◆参考・・地域文化資産ポータル
http://bunkashisan.ne.jp/search/ViewContent.php?from=11&ContentID=44
◆北杜市HPにも紹介されています。
http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/komoku/manabu_asobu/bunkazai_geijyutsu/76395144818.html



■写真は、平成20年の『筒粥』の時のものです。

aceplan118 at 11:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック